御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 一階のフロアに全員が集合し、乾杯用のシャンパンとグラスが配られる。

 ハジメが輪の中心になって、グラスを持ち上げた。


「ここでくらい、長い挨拶は抜きにしたい! ということで、カンパーイ!」


「カンパーイ!!」
「乾杯!」


 ハジメの音頭に美月もグラスを持ち上げ、周囲の男女とグラスを合わせる。


(確かに、副社長についていくパーティーって感じかな……。)

 仕事と思えば美月も気が楽になる。余裕が出てきて、周囲に目を配る余裕が出てきた。
 

「ギリギリになっちゃってごめんね〜!」
「ホントだよ。菜穂(なほ)、来ないかと思った」


 最後に乗り込んできたのは、黒髪のショートカットの小柄な美人だった。

 タンクトップにパリッとしたシャツを羽織った、デニムのミニスカートとスニーカー姿である。
 日焼けしたス素肌の上には、太さがバラバラのバングルがセンス良くつけられていた。


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