御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

(似てないかもって思ったけど、やっぱり親子なんだ。)

 
 そしてふと、今、雪成はどこで何をしているのだろうと、胸が苦しくなったが、それを今夜確かめると決めたのだ。

(泣いてばかりいないで、強くなるんだ……。)

 美月は苦い思いを必死で飲み込んだ。



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 懇親会は人形町の隠れ家的な料亭で開かれた。美月は他の社長に挨拶を済ませたあと、別室で一人、ノートパソコンを広げる。

 そろそろお中元のシーズンである。副社長名義で手配しなければならないのだが、その数は膨大だ。

 去年のお歳暮と見比べながらリストを作成していると、あっという間に時間が経っていく。


「失礼します」
「はい」


 部屋の外から声がかかり、美月の返事にするりと障子が開いた。

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