御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 正直に言うと、かなりショックを受けていた。

 ショックを受けたが、どうしようもなかった。
 別れるかもしれないと、勝手に望んだ自分がどう考えても悪いのである。

 そしていくら気になる女性だとしても、人妻を口説くのは流儀に反する。


(残念だが、“森田さん”のことは忘れるしかないな……。)


 雪成はそうやって何度も自分に言い聞かせ、自分を納得させるしかなかったのだ。



 だがその後の、三度目の出会いが、雪成の心を変えてしまった。

 いけないと思っても、抗えない。
 そんな恋に、雪成は落ちてしまったのだ。



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