御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 美月ははしゃいだように窓辺に立ち、手入れの行き届いた庭を見下ろした。


(ここで雪成さんは小さい頃を過ごしたんだ……。どんな子供だったのかなぁ。)


「あ、あのな、みつ、」
「そうだ、雪成さん!」


 何かを言いかけた雪成と、美月が振り返るのが同時だった。


「あ、ごめんなさい。なんですか?」


 雪成がなにかいいかけたことを遮ってしまったことを詫びると、
「いや、美月から」
と、譲られてしまった。


「えっと、じゃあお願いがあるんですけど……アルバムとかあったら見せて欲しいです」
「アルバム?」
「はい、雪成さんの子供の頃が見てみたいんです」


(絶対かわいいよね……!)


 想像するだけで頬が緩む美月である。


< 309 / 323 >

この作品をシェア

pagetop