御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
美月ははしゃいだように窓辺に立ち、手入れの行き届いた庭を見下ろした。
(ここで雪成さんは小さい頃を過ごしたんだ……。どんな子供だったのかなぁ。)
「あ、あのな、みつ、」
「そうだ、雪成さん!」
何かを言いかけた雪成と、美月が振り返るのが同時だった。
「あ、ごめんなさい。なんですか?」
雪成がなにかいいかけたことを遮ってしまったことを詫びると、
「いや、美月から」
と、譲られてしまった。
「えっと、じゃあお願いがあるんですけど……アルバムとかあったら見せて欲しいです」
「アルバム?」
「はい、雪成さんの子供の頃が見てみたいんです」
(絶対かわいいよね……!)
想像するだけで頬が緩む美月である。