御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「美月さん、お茶をお持ちしましたよ〜」
それからしばらくして、ふっくらした体型の和服姿の年配の女性が、お盆にお茶と、雪成が買ってきたお菓子を乗せて姿を現した。
彼女はミネコさんといって、雪成と美月を迎えてくれた人物だ。
雪成が生まれた頃から小鷹家で働いており、家事のいっさいがっさいを取り仕切っている。
「ありがとうございます」
ベッドから立ち上がり、部屋の中央に置いてあるテーブルについた。
「ぼっちゃまはどこに行ったんです?」
部屋の中を見回して、首をかしげるミネコに、
「私が子供のころのアルバムを見たいと言ったら、探しに行ってくれたんです」
と、説明する。
「あら、アルバム? だったらここにありますよ」
ミネコはニコニコと笑って、壁一面にある本棚から三冊ほどアルバムを持ってきて、丸いテーブルの上にドサッと置いた。
「二ヶ月に一冊ペースで写真がありますよ」
「ということはこの三冊で半年分ですか?」