御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「小さかったぼっちゃまが今はあんなに大きくなって、私も、それだけで有り難いと思いますよ」
「ミネコさん……」
(うちの家族も同じことを言ってたわ。私が生きているだけでいいって……。)
血が繋がっていてもいなくても、家族というのはなんと有り難いものだろう。
(私も雪成さんとそんな風になれたらいいな……。)
美月は目を潤ませながら、うなずいた。
ミネコと行き違いに雪成が姿を現したのは、それから五分程度経ってからのことだった。
手にはアルバムを持っている。離れの押入れにあったらしい。
美月がアルバムを見ているのを見て、ふっと表情を和らげた。