御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
名刺は全て雪成から管理を任されている。昨日一日交換した名刺を整理して、タブレットのアプリに入力する。
整理してみればなんと百枚を超えていた。
(やっぱり【KOTAKA】ってすごいんだな……。)
そんな【KOTAKA】の副社長と自分が、あんなことになってしまったと思うと、ソワソワしてしまう。
(気持ち切り替えなきゃ……。)
名刺を整理した後は、雪成あてのメールを全てチェックして、返事が必要そうなものは雪成の別のアドレスに転送する。
そうやってあれこれと雑務をこなしていると、気がつけばお昼の時間を大きく過ぎていた。
「何か、ルームサービス取ろうかなぁ……」
メニューを手に取った瞬間、テーブルの上に置いてあった美月のスマホが震え、着信を知らせた。
「誰だろう……あっ!」
着信を見ると【清水しのぶ】とある。
美月の小学校からの親友だった。
「しのぶちゃん……」