御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「大学は東京に行っただろ。だけど去年帰ってきてたらしいんだ。噂じゃそろそろ結婚しろって親がうるさかったとか、聞いたけど。あいつが親の言うこと聞くタマかよって気はするけどな」
「それで、滉一君と……?」
なんとなく、自分と同じような相手を考えていた。けれど違った。
元カレが選んだのは、自分とは対極にいるような女性だったのだ。
(確かに彼女なら、滉一君は好きになるかも。ううん……きっと、好きになる……。私とは全然違う、華やかで楽しい人だから……。お似合いだ……。)
心構えをしていたはずなのに、やはり滉一の相手が誰かとわかると、想像してしまう。
思ったよりずっとキツかった。
心だけじゃない。体の表面がヒリヒリする。
「確かに滉一って、私たち地元同級生組ん中じゃ、今でも一番イケてる男子って地位に入るけどな。まぁ私はそんなこと思ったこと一度もないけどな」