御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

「あの……私が、悪いんですよね……」


(私が悪いから……。)


 喉が締まる。苦しい。クラクラする。

 私がダメだから……。

 つまらない私だから……。


 脳裏に滉一の顔がチラつく。


 つまらない私は、捨てられてしまう。


「……っ、」


 美月の目にうっすらと涙が浮かぶ。

 その瞬間、雪成は切れ長の目を見開いて、慌てたように両手で美月の頰を挟んだ。


「悪くない……!」


 そしてそのまま美月の体を強く抱きしめた。
 

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