御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

「トモちゃん、実は私も今東京で働いててね。向こうで彼と知り合ったんだよ」
「そうなんだ! じゃあ彼氏さんもどうぞこちらに〜はいはい、つめてつめて〜」


 トモはニコニコして、小さな丸椅子を二つ、テーブルにくっつける。

 同じテーブルの女子たちも、トモの勢いに押されたのか、二人の座るスペースを作ってくれた。
 テーブル自体は大きいので二人並んで座るのには問題なさそうだ。


「美月ちゃん、彼氏さん紹介して〜っ」


 トモがはしゃぎながら新しいグラスにビールを注ぐ。


「えっ、えっと、小鷹雪成さん……です」
「東京で知り合ったって言ってたけど?」
「……しょ、職場で……」
「いやーっ、オフィスラブ〜!!!」


 なにが「いやーっ」なのかはわからないが、トモが身悶える。
 するとアルコールのせいか、ただ単に乗っかりたいだけなのか、同じテーブルの女子たちもきゃあきゃあと騒ぎ始めた。



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