永すぎた春に終止符を

布巾を取りに行ったら、廊下にいた幾美さんに声をかけられた。

「彼どう?一緒にランチに行ったんだって?安田君と仲良しだね、」


「いい人ですよ」
どう、と言われても、何を聞かれているのか分からないけど。


「そうだよね…彼と別れたばっかりだもんね…急に相手を変えるって訳に行かないか…」


「そうですよ。そんなこと考えてません」


「でも、安田さんは落ち着いてるし、いい人だよ。付き合ったら?リハビリには、ちょうどいいんじゃない?」

「幾美さん。早く布巾下さい。ビールこぼしちゃって…」

「わかった。すぐに私が持ってくから」

「幾美さん、全然座ってないでしょ?私やりますから…」

「いいの、いいの。私は、このほうが。早く席に戻ってあげて。グズグズしてると、私みたいに、あっという間に時間は過ぎちゃうよ」

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