常務の秘密が知りたくて…
「私は小さい頃からずっとサラ王女に仕えるように言われてきて、私自身もすごく王女にお仕えできるのが楽しみだったの」
エリスは目を閉じて何かを思い出すように話し始めた。
「初めて王女とお会いしたときすごく嬉しかった。王女はお綺麗で優しくて聡明で。それに両親がいつも自分たちが幸せでいられるのは王家の方々のおかげだからって言ってたから。だから私の大事な家族や王家の幸せのために出来ることはなんでもしたいし、王女をお守りしたいの!」
力強い声に俺は思ったことを口に出すか悩んだ。その合間にエリスが質問を投げ掛けてくる。
「カイルは? カイルの幸せって何? どんなときが幸せ?」
「幸せ?」
改めて尋ねられると難しい。そんなことをきちんと考えたこともなかった。俺の幸せ?
「そうだな。旨い酒を飲んでいるときと、いい女を抱いているとき、か」
あまり深く考えずに口にした言葉に思いとどまる。案の定、エリスは固まってその顔は赤くなっていた。
「そ、そうなんだ」
そして思い出したようにすぐさま立ち上がった。
「話してばかりでごめんなさい。折角カイルが時間を割いてくれているのに」
そう言って短剣を構えるので俺も稽古に集中することにした。おかげで結局言うことは出来なかった。
家族や王家を幸せにするのがエリスなら、王女を守るのがエリスなら、誰がお前を幸せにするんだ? 誰がお前を守るんだ? そう尋ねたらエリスはなんて答えたんだろうか。
エリスは目を閉じて何かを思い出すように話し始めた。
「初めて王女とお会いしたときすごく嬉しかった。王女はお綺麗で優しくて聡明で。それに両親がいつも自分たちが幸せでいられるのは王家の方々のおかげだからって言ってたから。だから私の大事な家族や王家の幸せのために出来ることはなんでもしたいし、王女をお守りしたいの!」
力強い声に俺は思ったことを口に出すか悩んだ。その合間にエリスが質問を投げ掛けてくる。
「カイルは? カイルの幸せって何? どんなときが幸せ?」
「幸せ?」
改めて尋ねられると難しい。そんなことをきちんと考えたこともなかった。俺の幸せ?
「そうだな。旨い酒を飲んでいるときと、いい女を抱いているとき、か」
あまり深く考えずに口にした言葉に思いとどまる。案の定、エリスは固まってその顔は赤くなっていた。
「そ、そうなんだ」
そして思い出したようにすぐさま立ち上がった。
「話してばかりでごめんなさい。折角カイルが時間を割いてくれているのに」
そう言って短剣を構えるので俺も稽古に集中することにした。おかげで結局言うことは出来なかった。
家族や王家を幸せにするのがエリスなら、王女を守るのがエリスなら、誰がお前を幸せにするんだ? 誰がお前を守るんだ? そう尋ねたらエリスはなんて答えたんだろうか。