常務の秘密が知りたくて…
「ありがとうカイル。本当に嬉しい」
その表情を見て、どこか気持ちが穏やかになる。
「幸せか?」
「うん、とっても幸せ! 後はお父さんやお母さんにあげよう」
エリスは大事そうに、でも名残惜しそうにその包みをまた閉じる。
「全部、お前が食べたらいいだろ」
「でもこんなに美味しいものを独り占めなんて勿体ないわ。きっとお父さんたちも喜ぶだろうし」
「理解できないな」
なかなか食べることができないものを口にして幸せだと言ったのに、何故それを人にあげてしまうのか。エリスは笑いながら答えた。
「大切な人が喜んでくれたら嬉しいもの。私、確かにあんな美味しいものを食べられて幸せだったけど、それよりもカイルが私のためにわざわざ持って帰ってきてくれたことの方が嬉しい!」
「お前のためじゃない、無理矢理持たされて処理に困っていたんだ」
「うん、それでも嬉しい」
屈託なく笑うエリスにそれ以上の事は言えなかった。何が幸せなのかなんてわからない。エリスの考えも相変わらず理解できない。
けれどあれを持ち帰ってエリスに渡したら、今みたいに笑ってくれるんじゃないか、そして出来れば笑ってほしいと思ったのも事実だった。
その表情を見て、どこか気持ちが穏やかになる。
「幸せか?」
「うん、とっても幸せ! 後はお父さんやお母さんにあげよう」
エリスは大事そうに、でも名残惜しそうにその包みをまた閉じる。
「全部、お前が食べたらいいだろ」
「でもこんなに美味しいものを独り占めなんて勿体ないわ。きっとお父さんたちも喜ぶだろうし」
「理解できないな」
なかなか食べることができないものを口にして幸せだと言ったのに、何故それを人にあげてしまうのか。エリスは笑いながら答えた。
「大切な人が喜んでくれたら嬉しいもの。私、確かにあんな美味しいものを食べられて幸せだったけど、それよりもカイルが私のためにわざわざ持って帰ってきてくれたことの方が嬉しい!」
「お前のためじゃない、無理矢理持たされて処理に困っていたんだ」
「うん、それでも嬉しい」
屈託なく笑うエリスにそれ以上の事は言えなかった。何が幸せなのかなんてわからない。エリスの考えも相変わらず理解できない。
けれどあれを持ち帰ってエリスに渡したら、今みたいに笑ってくれるんじゃないか、そして出来れば笑ってほしいと思ったのも事実だった。