常務の秘密が知りたくて…
「これね、とっても高級で美味しいお酒なんだって。私の結婚祝いにもらったの。でも私はお酒が苦手で、両親もあまり飲めないからカイルにあげるね。今までお世話になったお礼」
無理矢理作った明るい声と笑顔にどう答えればいいのかわからない。
「カイル、言ったでしょ?『旨い酒を飲んでいるときと、いい女を抱いているとき』が幸せなんだって」
さすがにいい女は用意出来なかったけど、と恥ずかしげにエリスは付け足した。
「お前はどうなんだ?」
「え?」
「お前はそれで幸せなのか?」
その言葉が身体に刺さったかの如く、エリスの瞳から大粒の涙が零れ始めた。
「幸せだよ、幸せ。私」
堪らなくなって、エリスの側に近寄る。
「だったらもっと幸せそうな顔をしろ」
少なくとも持って帰った菓子一つで笑っていたときの表情とは比べ物にならない。強引に顔を上に向けると、その唇に自分のを重ねる。それはもう衝動でしかなく頭で考えるよりも先に体が動いていた。
何が自分をこんなにも突き動かすのかわからない。でもエリスも拒むことなくそれを受け入れたので、貪るような口付けを続行させた。
逃げ惑う舌を絡めながら相手を追い詰めるかのように侵していく。これじゃ獣だ。わかっている、でも止められない。そこで背中に回された腕に力が込められながらも震えているのに気付いて一度唇を離した。
お互いに息が乱れて言葉が出ない。特にエリスは立っているのも難しいようで、その身体を支えてやると、あっさりその身を預けてきた。落ち着かせるために髪を撫でてやるが、相変わらず肩で息をしている。
無理矢理作った明るい声と笑顔にどう答えればいいのかわからない。
「カイル、言ったでしょ?『旨い酒を飲んでいるときと、いい女を抱いているとき』が幸せなんだって」
さすがにいい女は用意出来なかったけど、と恥ずかしげにエリスは付け足した。
「お前はどうなんだ?」
「え?」
「お前はそれで幸せなのか?」
その言葉が身体に刺さったかの如く、エリスの瞳から大粒の涙が零れ始めた。
「幸せだよ、幸せ。私」
堪らなくなって、エリスの側に近寄る。
「だったらもっと幸せそうな顔をしろ」
少なくとも持って帰った菓子一つで笑っていたときの表情とは比べ物にならない。強引に顔を上に向けると、その唇に自分のを重ねる。それはもう衝動でしかなく頭で考えるよりも先に体が動いていた。
何が自分をこんなにも突き動かすのかわからない。でもエリスも拒むことなくそれを受け入れたので、貪るような口付けを続行させた。
逃げ惑う舌を絡めながら相手を追い詰めるかのように侵していく。これじゃ獣だ。わかっている、でも止められない。そこで背中に回された腕に力が込められながらも震えているのに気付いて一度唇を離した。
お互いに息が乱れて言葉が出ない。特にエリスは立っているのも難しいようで、その身体を支えてやると、あっさりその身を預けてきた。落ち着かせるために髪を撫でてやるが、相変わらず肩で息をしている。