俺様社長の恋の罠

優しくて、激しくて、温かくて、抜け出せない檻に、自分から飛び込む。


でも決してこの人を好きになってはいけない。こんな人に恋をしても、辛い思いをするだけだ。


この人が私の事を相手にするのは、身体の相性がいいというだけなのだから。


「美月、俺の上に乗って」


言われるがまま、九条社長の上に跨がるように座ると九条社長は私の首筋に唇を寄せてくる。


「ふん、あいつの匂いはつけてないな」


やっぱり私と眞木が会ってたこと分かってる。そしてこの人はいつもこうやって確かめるんだ。


眞木の匂いが移ってないかを。


「何度もお伝えしていますが、眞木とはそういう関係ではありません。それと、どうして眞木と会ってたと分かるんですか?」


そう聞くと一度顔をあげた九条社長は真顔で私のことを見つめてくる。


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