俺様社長の恋の罠

「勘だな。なんだか無性に美月に触れたくなるんだ」


勘て、それはそれでちょっと怖い。まだ監視してるとでも言われた方が納得できた。


そんな事を思っていると、九条社長が顔を近付けてきてその腹が立つくらい整った顔を手で押しやる。


「キスはしないといつも言っているでしょう」


「俺はしたいのに」


残念そうに笑ってまた首筋にキスしてくる。


それにゾワゾワして、私は身体を震わせるけど抵抗はしない。


「キスマークつけたら、殴りますよ」


私のその言葉に社長は苦笑いをする。


「分かってるよ。見えるとこにはつけない。俺だって立派な社会人だからね」


そもそもそんなものをつけるなと言ってるんだけど。


そう言っても聞かないのは分かってるからこれ以上は何も言わない。


「お前の匂い、甘いな。クラクラする」


きっちりとまとめていた髪を下ろされ、耳元でそう囁かれ身体がビクリと震える。


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