俺様社長の恋の罠
それにそんなに早く人の心は変わらないと思う。私はそんなに切り替えが早い人間ではないし、軽い気持ちで眞木が好きなわけでもなかった。
「……はい」
頷いた私に、社長は眉を寄せてじっと私を見る。
「美月の幸いは、まだあいつなのか……」
そう呟いて私の履いているスカートをたくしあげて太股を撫でた九条社長の手が止まる。
「……美月、ガーターベルトにしたの?」
確かに私は服の下にガーターベルトを着けているが、これには理由がある。
そして原因は目の前にいるこの男だ。
「九条社長が毎回、ストッキングを盛大に破ってくれるので出費がかさんで仕方なくです」
私がホテルに行くことを拒んでいるので仕方ないのかもしれないが、あれは困る。
そう言うと苦笑いした社長が私の頬を手の甲で撫でる。