俺様社長の恋の罠

「美月がベッドの上で抱かせてくれれば俺ももう少し優しくできるのに」


私の反応を伺うように、甘えた目で見てくる九条社長をかわいいと思ってしまってハッとする。


眞木といい、私はこういう男の人が甘えるような仕草に弱い。


母性本能というやつなのだろうか。


「美月、今からでもホテル行く?」


甘えるように胸にすり寄られて一瞬、言葉に詰まってハッとする。


「いえ、ここで結構です」


おそらく私の答えが分かっていただろう九条社長はクスリと笑う。


「それは残念だな。でも今日は……そうだな。繋がるよりこうして美月を抱きしめてたい」


そう言って私を抱き寄せる九条社長に私はすごく戸惑う。


こんな事、初めてだ。どうしたんだろう、なんかすごく心配になってくるんだけど。


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