カタブツ上司に愛された結果報告書
「あなたの目がそう言っていたので、余計なお節介と思いながら声を掛けさせていただきました」
「え……目、がですか?」
キョトンとしてしまいも彼は話を続ける。
「えぇ、助けたいけれど勇気が出ない――といったところでしょうか? そう判断し行動したまでです。……それに困った人がいたら助けるのは、人として当然の務めですから」
その瞬間、ずっと無表情で表情を見せてくれなかった彼が、ほんの少し口元を緩ませたのを見逃さなかった。
出会ってわずか数分。
初めて見る顔になぜか胸が高鳴り出してしまう。
なっ、なにこれ。
ただちょっと、ほんのちょっとだけ笑っただけじゃない。
それなのに、どうしてこんなにドキドキしちゃうのよ。
自分に突っ込みを入れるほど動揺いてしまい、彼の腕を掴む手の力が無意識のうちに強まってしまっていた。
「ご理解いただけましたら、腕をお離ししてくださると助かるのですが……」
「えっ、あっ! すっ、すみません!!」
先ほどよりワントーン低い声に慌てて掴んでいた腕を離した。
「え……目、がですか?」
キョトンとしてしまいも彼は話を続ける。
「えぇ、助けたいけれど勇気が出ない――といったところでしょうか? そう判断し行動したまでです。……それに困った人がいたら助けるのは、人として当然の務めですから」
その瞬間、ずっと無表情で表情を見せてくれなかった彼が、ほんの少し口元を緩ませたのを見逃さなかった。
出会ってわずか数分。
初めて見る顔になぜか胸が高鳴り出してしまう。
なっ、なにこれ。
ただちょっと、ほんのちょっとだけ笑っただけじゃない。
それなのに、どうしてこんなにドキドキしちゃうのよ。
自分に突っ込みを入れるほど動揺いてしまい、彼の腕を掴む手の力が無意識のうちに強まってしまっていた。
「ご理解いただけましたら、腕をお離ししてくださると助かるのですが……」
「えっ、あっ! すっ、すみません!!」
先ほどよりワントーン低い声に慌てて掴んでいた腕を離した。