カタブツ上司に愛された結果報告書
「そうでしょう? 好きな女性にはなんでも話して欲しいですし、わがままを言って欲しい。甘えて欲しいものですから」
以前にも言われたことだけど、またこうやって面と向かって言われてしまうと照れてしまう。
するとすかさず田中さんは付け足してきた。
「それとそうやって反応されると、堪らなく嬉しくなります」
自分の分の缶コーヒーと私のカフェオレをテーブルの上に置くと、彼の大きな手が私の頬を優しく包み込む。
たったそれだけのことで心臓が飛び跳ねてしまう。
その反応さえも田中さんは楽しんでいるように見えた。
「好きですよ、美海」
「田中さん……」
少しずつ縮まる距離。
そのスピードに合わせるように、ゆっくりと瞼を閉じていく。
触れるだけの甘いキスに、脳内は痺れて蕩けてしまいそうになる。
瞼を開けると、至近距離で愛しそうに私を見つめる田中さんと視線がかち合う。
「退院したら沢山デートしましょう。少し足を伸ばして一泊旅行もいいですね」
「……っ旅行ですか!?」
予想外の提案にギョッとしてしまう。
以前にも言われたことだけど、またこうやって面と向かって言われてしまうと照れてしまう。
するとすかさず田中さんは付け足してきた。
「それとそうやって反応されると、堪らなく嬉しくなります」
自分の分の缶コーヒーと私のカフェオレをテーブルの上に置くと、彼の大きな手が私の頬を優しく包み込む。
たったそれだけのことで心臓が飛び跳ねてしまう。
その反応さえも田中さんは楽しんでいるように見えた。
「好きですよ、美海」
「田中さん……」
少しずつ縮まる距離。
そのスピードに合わせるように、ゆっくりと瞼を閉じていく。
触れるだけの甘いキスに、脳内は痺れて蕩けてしまいそうになる。
瞼を開けると、至近距離で愛しそうに私を見つめる田中さんと視線がかち合う。
「退院したら沢山デートしましょう。少し足を伸ばして一泊旅行もいいですね」
「……っ旅行ですか!?」
予想外の提案にギョッとしてしまう。