カタブツ上司に愛された結果報告書
ギュッと隣に座る彼の腕にしがみついてしまうと、実さんは大きく息を吐き強引に私の身体を抱き寄せた。


「分かっていますよ、美海の気持ちは。……ただ今後しばらくこれをネタに代表に突っ込まれるかと思うと、不快でしかなく不機嫌になってしまいました」

「……すみません」


そこまで考えられなかった私が悪い。本当にごめんなさい。

罪悪感でいっぱいになってしまうも、なぜか実さんはクスリと笑みを漏らした。


「ですがまぁ……美海とのことでからかわれるのは我慢できます。私の方こそすみませんでした。せっかくの結婚式だったのに」


そう言うと実さんはさらに強い力で私の身体を抱き寄せた。


「いいえ、私が悪いんですから!」

「じゃあ仲直りしましょう」


そう言うと実さんは私の身体を離し、あっという間に唇を奪っていく。

「ンッ……」

深くなる口づけに次第に息が上がってしまう。
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