カタブツ上司に愛された結果報告書
意気消沈してしまい私もまた前を見据えた瞬間、運転席から思いがけない言葉が聞こえてきた。
「それと二年前、おばあさんを助けた同志ということも」
「――え?」
付け足すように放たれた言葉に、心臓がドキッと高鳴ってしまう。
自分の耳を疑いながら再び運転する田中さんを見つめてしまう。
私の聞き間違い……? 二年前の同志って言った、よね?
逸る気持ちを抑えながらひたすら田中さんを見つめてしまっていると、彼はいつものように淡々と語り出した。
「忘れるはずありませんよ、あの日のあなたのことを。代表から内定者の書類を拝見させていただいたときは、驚きと嬉しさが込み上げてきました。まぁ、あなたなら代表や人事部も採用すると思っておりましたが」
いつものように淡々とした口調なのに、不思議と柔らかさを感じてしまうのは気のせい?
ドキドキと高鳴り続ける心臓のせいで、言葉が出てこない。
さっきから私がいる世界は夢の中じゃないのかな? 偶然街で田中さんを見かけたて声を掛けられて。
こうやって車で送ってもらっているだけでも信じられないのに、まさか田中さんも二年前のあの日のことを覚えてくれていたなんて――。
「それと二年前、おばあさんを助けた同志ということも」
「――え?」
付け足すように放たれた言葉に、心臓がドキッと高鳴ってしまう。
自分の耳を疑いながら再び運転する田中さんを見つめてしまう。
私の聞き間違い……? 二年前の同志って言った、よね?
逸る気持ちを抑えながらひたすら田中さんを見つめてしまっていると、彼はいつものように淡々と語り出した。
「忘れるはずありませんよ、あの日のあなたのことを。代表から内定者の書類を拝見させていただいたときは、驚きと嬉しさが込み上げてきました。まぁ、あなたなら代表や人事部も採用すると思っておりましたが」
いつものように淡々とした口調なのに、不思議と柔らかさを感じてしまうのは気のせい?
ドキドキと高鳴り続ける心臓のせいで、言葉が出てこない。
さっきから私がいる世界は夢の中じゃないのかな? 偶然街で田中さんを見かけたて声を掛けられて。
こうやって車で送ってもらっているだけでも信じられないのに、まさか田中さんも二年前のあの日のことを覚えてくれていたなんて――。