カタブツ上司に愛された結果報告書
腕を引かれるがまま向かった先は、若干人の列が短い人気のアトラクション。


「やはりネットの情報は正しいですね。この時間になると、このアトラクションは少し空くと書いてあったんですよ」

「そっ、そうだったんですか……!」


辿り着き並んだものの、私の呼吸は走ったせいで上がっているというのに、田中さんの呼吸は全く乱れておらず、なにやらスマホを取り出し調べ始めた。


「並んでいる間に、調べておきますね」

「えっ!」


ギョッとしてしまうも、宣言通り田中さんはスマホを手に真剣な面持ちで調べ始めた。


きっと私がなにを話掛けても、聞こえないくらい……。


バレないように田中さんがなにを調べているのか覗き見ると、この遊園地のことだった。


そういえばさっきもネットの情報がって言っていたよね? それって昨日前もって調べて計画を立ててくれていたってことかな?


それは嬉しいし、今も色々調べてくれているのは感謝するところだけど……。


無事にアトラクションを楽しんだものの、感想を言い合う時間もなくまた走り並んでいる間は、田中さんはネットで情報収集。


おかしい。
私が思い描いていたデートとは、なにか……いや、激しくなにか違う気がしてならない!
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