カタブツ上司に愛された結果報告書
賑やかな音で溢れる中、彼は「では……」と声を上げた。
「どこかでゆっくりお食事でもしませんか? そろそろお腹も減ってきましたし。……まずはお互いの好きな食べ物や嫌いな食べ物など、語り合いませんか?」
優しい声色で話し手を差し伸べる彼に、胸が鳴ってしまう。
それと同時に思ってしまった。
やっぱりこの人が、どうしようも好きだと――。
クスリと笑みを漏らし、差し伸べられた手を迷いなく取った。
「はい、よろしくお願いします」と言って。
それからふたりでゆっくり園内を散策し、なにを食べるか相談し食べたのはファストフード。
意外と田中さんはこういったものが好きらしい。
相変わらず田中さんはあまり感情を表さないけれど、それでも一緒に過ごしているうちに、ちょっとした変化で分かるようになってきた。
少し嬉しいとか、怒っているとか、困っているとか……。
感情が乏しい分、それに気づけたときは何倍も嬉しくて。
食事を終えた後は、お互いの生年月日や出身地の話から始まり、これまで歩んできた人生の話をして、空いているアトラクションに乗って、乗り終えたら感想を語り合って。
まるで夢のような時間を過ごした。
「どこかでゆっくりお食事でもしませんか? そろそろお腹も減ってきましたし。……まずはお互いの好きな食べ物や嫌いな食べ物など、語り合いませんか?」
優しい声色で話し手を差し伸べる彼に、胸が鳴ってしまう。
それと同時に思ってしまった。
やっぱりこの人が、どうしようも好きだと――。
クスリと笑みを漏らし、差し伸べられた手を迷いなく取った。
「はい、よろしくお願いします」と言って。
それからふたりでゆっくり園内を散策し、なにを食べるか相談し食べたのはファストフード。
意外と田中さんはこういったものが好きらしい。
相変わらず田中さんはあまり感情を表さないけれど、それでも一緒に過ごしているうちに、ちょっとした変化で分かるようになってきた。
少し嬉しいとか、怒っているとか、困っているとか……。
感情が乏しい分、それに気づけたときは何倍も嬉しくて。
食事を終えた後は、お互いの生年月日や出身地の話から始まり、これまで歩んできた人生の話をして、空いているアトラクションに乗って、乗り終えたら感想を語り合って。
まるで夢のような時間を過ごした。