キミと初恋、はじめます。
◇翔空side
っ……やばいんだけど。
可愛いすぎて、どうにかなりそう。
耐えていた衝動が抑えきれなくなって、つい離れていくシキちゃんの背中に抱きついてしまった。
一人反省しながら先ほどの事を思い出す。
……いつもの如く、俺のお気に入りの場所で寝ていたら、不意に人の気配がして。
オンナノコに見つかったかなー、なんて思いながら、目をあけた瞬間────
俺は幻のような天使をみた。
〝風邪、引いちゃいますよ?〟
鈴がなるような、透き通った声でそう言いながら、俺をのぞき込んだその顔は…本当に可愛くて綺麗で。
その瞳はどこまでも澄んだ色をしていて。