DQN女がオトナになるまで。
「じゃあLINE教えてくださいよ」
あたしの一言から
流れでそのままIDを教えてもらい、
後で追加しておくことになった。
22時を回り、あたしは上がり。
家に帰って寝る準備をして
ベットに入ってからケータイをいじっていた。
佐野さんに連絡しちゃおうかな...?
なかなか寝られなくて暇だし、
それに男の人との連絡なんて
ここ最近全くなかった気がする。
意を決してあたしは佐野さんに連絡した。
【暇です(´・_・`)笑】
とりあえずまだバイト中だろうし
すぐに返信が来ないことはわかっていた。
するとすぐに通知音がした。
だけどその通知音はLINEではなく、SNS。
新着メッセージを開いて
あたしはビックリした。
【LINE教えて】
野澤さんからのメッセージだった。
野澤さんとは何度かSNSで
やり取りしていたけど、
いきなりのことに驚いてしまった。
彼女がいるのは知っていたけど
断る理由も浮かばなかった。
あたしはすぐに連絡先を送った。