イジワル同期とスイートライフ
身体のどこかが痛い気もするけれど、動揺が勝ってよくわからない。

久住くんが差し出してくれた手を握って、ベッドの上に戻った。

汗ばんでいるので、その手を引っ込めようとしたら、ぐっと握って阻まれる。



「なに?」

「…あのさ」



言いづらそうにしながら、久住くんが私を見た。

目が合って、ぴんと来た。



「俺、あの返事で、けっこう期待して来ちゃってて」

「あ、そ、そう、だよね、ごめん」

「いい?」



問われた時には、触れそうな距離に唇があった。

さっきまでと違う、熱い鼓動が身体を巡る。



「いいよ…」



言ったのと同時に唇が重なった。

優しく体重をかけられて、シーツの上にふたりして倒れる。

彼が枕元に手を伸ばすと、オレンジ色の淡い光を残して、照明が消えた。


向こうの首に腕を回す。

頭を抱くようにして降らされる、柔らかいキス。



「どうしたの」

「え、なにが?」

「なんか…よそよそしくない?」



私を見下ろす顔が、ちょっと困った。



「そんなことないと思うけど」

「久しぶりだからかな」

「そんなに久しぶりだっけ」

「6日ぶりかな…」



つい答えてしまったら、案の定、久住くんが吹き出す。



「数えてたのかよ」

「だって…」

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