愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
(うん、完璧!)
今日は、瑠威の大好きなスパイシーなカレーライス。
肉はいつもより上等なのにして、しかも多め。
それに、シーザーサラダと、オニオングラタンスープ。
テーブルクロスも変えて、お花も飾った。
最近、瑠威がハマってる、ラムレーズンのアイスももちろん忘れずに買ってある。
「とにかく、謝りなさいね。」
「うん、わかってる……」
ママの話によると、昨夜の瑠威はかなり怒ってたらしい。
心配してママが早めに帰って来るくらいに、憤慨していたらしい。
やっぱりそうか…
予想はしてたから、今日はいつもより頑張って夕飯を作った。
それで少しでも機嫌を直してくれれば良いんだけど…
時計の針が7時を少し回った頃、玄関のチャイムが鳴った。
きっと瑠威だ…
ドキドキするけど、今更、焦ってももう何も出来ることはない。
私は、無理やり顔の筋肉を引き上げて、作り笑いを浮かべた。
(うん、完璧!)
今日は、瑠威の大好きなスパイシーなカレーライス。
肉はいつもより上等なのにして、しかも多め。
それに、シーザーサラダと、オニオングラタンスープ。
テーブルクロスも変えて、お花も飾った。
最近、瑠威がハマってる、ラムレーズンのアイスももちろん忘れずに買ってある。
「とにかく、謝りなさいね。」
「うん、わかってる……」
ママの話によると、昨夜の瑠威はかなり怒ってたらしい。
心配してママが早めに帰って来るくらいに、憤慨していたらしい。
やっぱりそうか…
予想はしてたから、今日はいつもより頑張って夕飯を作った。
それで少しでも機嫌を直してくれれば良いんだけど…
時計の針が7時を少し回った頃、玄関のチャイムが鳴った。
きっと瑠威だ…
ドキドキするけど、今更、焦ってももう何も出来ることはない。
私は、無理やり顔の筋肉を引き上げて、作り笑いを浮かべた。