人間嫌いの小説家の嘘と本当
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それから二時間後に、ようやく侑李が目を覚ました。



「ん……ぁ、おい?」



薄い唇を開き、掠れた声で私を呼ぶ。
熱は微熱程度まで下がってはいるものの、まだ辛そうだ。



「侑李、目が覚めた?お水飲む?」



首を何度か振り我を取り戻す。
意識はハッキリしているようで、私の声に無言で頷く侑李。

サイドテーブルに置いてあった水差しを手に取ると、侑李の口に当て、少しずつ水を流し込もうとするけれど首を横に振って拒否する。



「お水、欲しくないの?」

「お前が……飲ま、せて」



か細い声で、私を見詰める侑李。
え?飲ませてって……もしかして、口移しでってこと?


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