愛を教えてくれたのは若頭


学校への送迎も母がしているようで
学校へ言っている間
母は家事を済ませ
湯川の実家へ行き
卓也の相手をし
裕也の学校が終わる時間までいると言う



「どうする?」


晃さんの言葉に、黙ってしまう
助けてあげたい気持ちはあるが
一体私に何ができるんだ

もし、助けたとしたら
裕也は進学校へ行けないかもしれない
それを考えると…


「まず、裕也に会いに行くか」


察してくれたのか
私の肩に手を触れ言ってくれた
裕也に会う、
不安はあるけど
助けを求めてきたときの
裕也の声が、頭に残っている



『…行く』


そう言うと、晃さんはスマホを取り出し
誰かへ電話をかけ始めた

数ヶ月前の晃さんと何も変わらなく
優しくて頼もしく感じる

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