愛を教えてくれたのは若頭
男は手を緩めることなく廊下を進む
歩いている途中に男はスマホで
誰かに電話をかけていた
そして一つの部屋へと入る
何度も抵抗するも
全く通用せず
つかまれた腕がジンジン痛い
従来のラブホテルとは違い
部屋の中は薄暗く
全面鏡張りになっていた
こんな所は初めてで
部屋に入るのを躊躇してしまうが
腕を引っ張られ
ドスっと、ベットへと投げ出された
手首が解放された安堵があったが
すぐさま身体を起こす
男は備え付けのソファへと座り
私を監視し始めた
『何が目的、ですか?』
この男はヤルことが目的ではない
それだけは明らかだ
男はスーツの上着を脱ぎ
ネクタイを外し私に近づいてきた
なにかが始まる
こういう場で始まるっというのは
アレしかないだろう