君に会えたら伝えたい事がある。
校舎の玄関に着くとレオがたまたま一冊の本を持ってそこに立っていた。
「俺、電話したんだけどハナ」レオはニコッと笑顔を見せながらハナを見つけれて嬉しそうに言った。
「ごめんサイレントにしてた」ハナは慌ててケータイをチェックした。
「まぁいいや。この本部屋に忘れて行ったろ」そう言うとレオはまたニコッと微笑み本の表紙をハナに見せた。
「あ、ありがとう」ハナも思い出したみたいで、本を受け取った。
「よくこんな分厚いの読むよな。わかんねぇ」レオは笑いながら言った。僕は表紙をちらっと見るとタイトルは二都物語だった。
「二都物語。。チャールズ ディケンズ??」と僕は思わず声に出して言った。
「そうだけど。。読んだことある?」
「僕これ読んで泣いたよ。最後がさ。。。」
「ちょっと待って、私まだ第二部が終わったばかりだから」彼女は興奮する僕に注意をする様に言った。
「あぁ、ごめん。でも本当に悲しくて心に響く話なんだよ」
「俺にはさっぱりわからんけどな。とりあえずこれ返したから。俺今からタバコ買いに行くけどハナ後から部屋来る?」とレオが話を裂く様に言った。
「わかんない。でも後から連絡する。ていうか一人でタバコ買いにいける?」
「ジョージが来ます」とレオは嬉しそうに笑顔で言った。

レオがジョージと一緒に出かけたところで
「今日はありがとう。すごく楽しかったし、まさかアレックスが本読むの好きだなんて知らなかった」とハナは僕に笑顔でいった。
「僕も一緒に散歩できてよかったよ。本読むの楽しんでね。そして感想もきかせてね」僕がそういうと彼女はもちろんと言った。僕らはお別れのハグとキスを頬にしてお互いの部屋にもどった。
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