君に会えたら伝えたい事がある。
彼らがいなくなって30分が経ったくらいに僕らもパブを出ることにした。少し酔っ払って気分のいいアリサはやたら僕と腕を組みたがり、僕は半ばされるがままの状態で彼女に腕を組まれたまま学校まで帰った。僕は今いるメンバー以外の誰にもこの姿を見られませんようにと心の中で願っていた。僕だってアリサと変な噂を立てられて、それがハナの耳にでも入ったら本当に最悪だ。

しかし、学校の入り口まで着くと運悪く玄関の横の喫煙所でレオがタバコを吸っていてその横にハナが何も持たずに立っていた。彼らは何かを話していたけれども僕らに気がつき話すのをやめハナは小さく僕に手を振った。アリサに腕を組まれやたらベタベタとひっつかれてる僕を見たハナは少しだけ口元を上にあげなんとも言えない小さな笑顔を作ってみせた。僕は今すぐにでもこの強制的に組まれている腕を解きたかったけれどもそんなことしたらアリサがヒステリックになりさらにめんどくさいことになるのが目に見えてたのでハナに微笑み本当は立ち止まって話したかった衝動を抑えて彼女の目の前を通り過ぎた。建物の中に入るとマリアが気を利かせて私がアリサを部屋まで送って行くからといい彼女をなだめエレベータに一緒に乗り帰っていった。
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