君に会えたら伝えたい事がある。
寮の入り口まで着く。
「部屋まで送って行くよ」
「いいよ、私レオに呼ばれているからいかなくちゃ」ハナはそういうと僕の頬にお別れのキスをする。
「じゃぁまた明日」
「うん」そういって彼女は一人で帰って行った。
結局、彼女とアルベルトとレオの関係はただの友情だけではないことだけが僕にははっきりと伝わった。廊下を歩いて部屋に戻る途中にアルベルトに偶然出会った。
「よっ」とアルベルトが僕に挨拶をする。
「どっか行くの?」僕は聞いた。
「レオと飲みに行く約束してたんだけど、あいつ電話にも出ないから一人で行こうと思って」
「それならハナじゃない。さっきハナがレオのところに行くって言ってたよ」
「そっか、ありがとう」気のせいかもしれないがアルベルトは少しだけ残念そうな顔をした。
「どうせならアレックス、今から一緒に飲みにいかない?」
「あ、うん、いいよ特にやることもないし」僕はほんの一瞬だけ戸惑ったが断るのも変だったし行くといった。
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