大人の初恋
女の子は私と、アキちゃんの2人だけ。
ホヤっと人当たりがよくて、親切な彼女は、オジイちゃん達に大人気だが、本人は不本意みたいで、いつも愚痴を溢している。
『だってさ、オジいちゃん達と仲良くなってもねぇ』
彼女はどうやら、自分に彼ができないのはココの環境のせいだと考えているみたいだ。
一方、私のイメージは、クールで頼れる中堅ドコロといったところか。
舐められないよう、ブラックのパンツスーツに伊達メガネ(私の視力は1・5だ)、サラサラヘアを翻し、シャキッと背筋を伸ばして歩く。
因みに、オジサマ方に言わせると私は“可愛げがない”んだそう。
ホットケ!
「にしてもまさに“ハキダメにツル”ですよねぇ。部長、何でこんなとこ来たんだろ?」
「人事ローテの関係らしいよ?」
言ってしまってから、ハッと口に手をあてる。
“しまった”と思った時には遅かった。
アキちゃんがジトッと私を横目で睨んでいる。
「せ、先輩、いつの間に聞いたんですか?本人に?ねえ」
「う、うぇ⁉」
ホヤっと人当たりがよくて、親切な彼女は、オジイちゃん達に大人気だが、本人は不本意みたいで、いつも愚痴を溢している。
『だってさ、オジいちゃん達と仲良くなってもねぇ』
彼女はどうやら、自分に彼ができないのはココの環境のせいだと考えているみたいだ。
一方、私のイメージは、クールで頼れる中堅ドコロといったところか。
舐められないよう、ブラックのパンツスーツに伊達メガネ(私の視力は1・5だ)、サラサラヘアを翻し、シャキッと背筋を伸ばして歩く。
因みに、オジサマ方に言わせると私は“可愛げがない”んだそう。
ホットケ!
「にしてもまさに“ハキダメにツル”ですよねぇ。部長、何でこんなとこ来たんだろ?」
「人事ローテの関係らしいよ?」
言ってしまってから、ハッと口に手をあてる。
“しまった”と思った時には遅かった。
アキちゃんがジトッと私を横目で睨んでいる。
「せ、先輩、いつの間に聞いたんですか?本人に?ねえ」
「う、うぇ⁉」