ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる
話したいことがたくさんありすぎて、頭の中がハルでいっぱいになってしまう。
それはお姉さんもおなじだったようで、それからはお互い春太さんとハルの話をし、共通点を見つけては2人で喜んだ。
10年前、私の身に起こった奇跡。それをこんな風に話せて共感できる相手がいたなんて。
それは思っていた以上に長い時間だったようで、紅茶も冷め、いつの間にか鳥の囀る声も聞こえなくなっていた。
「最後に会った日は帰りに雨が降って来て、ハルが家まで送ってくれました。2人で傘を一本だけ買って一緒にさして帰りました。真っ赤なビニール傘」
あの傘も、ハルが買ってくれたっけ。
「赤?春太が?意外ね」
「ですよね。だけど、赤を選んだのはハルで。私の自転車と同じ色だって」
「ふふ、面白い」
それはお姉さんもおなじだったようで、それからはお互い春太さんとハルの話をし、共通点を見つけては2人で喜んだ。
10年前、私の身に起こった奇跡。それをこんな風に話せて共感できる相手がいたなんて。
それは思っていた以上に長い時間だったようで、紅茶も冷め、いつの間にか鳥の囀る声も聞こえなくなっていた。
「最後に会った日は帰りに雨が降って来て、ハルが家まで送ってくれました。2人で傘を一本だけ買って一緒にさして帰りました。真っ赤なビニール傘」
あの傘も、ハルが買ってくれたっけ。
「赤?春太が?意外ね」
「ですよね。だけど、赤を選んだのはハルで。私の自転車と同じ色だって」
「ふふ、面白い」