欲情プール
もうっ、仕方ないな…
後で私も手伝おう。

それが出来ない状態になるとは思いも寄らず…

そう流されたのは、慧剛の言い分に納得したからだけじゃない。


いつもは仕事とプライベートのスイッチを完璧に切り替えてる慧剛の、こんな状態は初めてで…
嬉しくて躱せなかった。


そして私自身。
この関係が終わるかもしれないと思った直後だから…
なおさら早く確かめたい!

その体温はまだ此処にあるって。



堰を切ったように、お互いの体温を絡め合うと…



後頭部に回された手は、私を逃さないようにガッシリと力強く。

口内に押し込んで来た舌は淫らに暴れて、そこを占領する。

肩を抱く手は、繋がりを奥深くするように私をグッとグッと押し込んで。


身体の全てが慧剛で埋め尽くされて…

壊れそうな程の快楽に!



いっそ慧剛に壊されたい…!!




不意に…


「茉歩が欲しいのは、この身体だけ?」


切なげで、苦しげな声がぶつけられる。


思い掛けない問い掛けに戸惑って…
とにかく、現にそうなってる状況を取り繕った。


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