欲情プール
「前から思ってたんですけど…
専務って、発言は女たらしですよね」


「でも俺は、誰にでも言ってる訳じゃない。
茉歩だから言ってるんだけど?」


「光栄です。
じゃあ私も専務だから言います。

もうとっくに惚れてますよ?」

途端。
それを狙った策略なのに、思わず固まる。


焦った茉歩から、部下としてという意味だと弁明されたけど…

胸はバカみたいに騒いでて。


まだ落とせてないはずだし、そんな発言をするタイプだとは思わなかったから…

またギャップ効果にヤられたかな。


俺もまだまだだと気を引き締めて。

早速その夜から、変更作業に取り掛かった。




茉歩に言った通り、多少はそれを振り分けたものの…

俺は親父とは違う。
従業員あってこその会社だと思ってるから、必要以上の無理はさせられない。


だけど残ってる通常業務や、俺がしなきゃいけない派遣会社の業務もある訳で…

俺は寝る間も惜しんでそれらに励んだ。


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