欲情プール
おかげで俺は、終始悠然と振る舞えたし。
茉歩のサポートは痒いところに手が届くように完璧で…

プレゼンはかなりの高評価を収めて、幕を閉じた。



「流石だ、茉歩。
あの短い打ち合わせで、完璧なサポートだった。
最高の相棒だよ。感謝してる」


「いいえ、お役に立てて光栄です。
それに…

カッコよかったです、専務」

その不意打ちに、思わず胸を掴まれる。


なんだかやけに照れくさくて、笑って誤魔化したものの。
そんな一言で、頑張って良かっただなんて…
嬉しくて堪らなくなってた。




「じゃあ約束通り、今から病院に向かうけど…
スケジュールの調整は、大丈夫そうか?」


「もちろんです。
裏口にタクシーを待機させてるので、向かいましょう」

事前に、ヤバそうだったら容赦なく中断すると言われてたけど…
どうやらそれは本気だったようで。

そうならずに良かったと苦笑いを零しながらも、それほど心配してくれてたのかと…

また甘えたくなる。
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