欲情プール
そう、頼み事とは…
堀内に露美は妊娠してないと告げる友人役の手配と、そのシチュエーション作りで。

少しでも早く、茉歩の辛い現状を何とかしてあげたかった。


そして俺自身、感情に邪魔される前に早く策略を進めたかった。




そんな翌日。

女性看護師達に囲まれてた俺は、迎えに来てくれた茉歩に「どこでもモテますね」と突っ込まれ…


「大丈夫。俺は茉歩にしか興味ないから」

すかさず策略の言葉を投げかけると。


「っ、ふざけた事言ってないで、退院の準備をして下さい。
まだ全然片付けてないじゃないですかっ」

そう返しながらも動揺を覗かせる茉歩。

そんな茉歩が可愛いくて…
そのやり取りですら楽しくて…



まったく、どうかしてる。

とにかく策略の事だけ考えるんだと、自分を何度もたしなめた。


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