欲情プール
ダメだ!こんな関係終わらせないとっ…

でも茉歩を失いたくない。
俺のものじゃなくても離れたくないっ。

葛藤の渦にのまれながらも…


「要望があれば、何でも聞く。
どんな事でも。
全ては、茉歩が望むままに」

頼む、俺との未来を望んでくれ…
そしたらすぐにでもこんな婚約解消してやる。


それが出来るかどうかじゃなく、ただシンプルにそう願った。


やっぱり俺は露美とは違う。
手に入らないものが欲しくなってるわけじゃない。

茉歩との未来を望めば、全てを犠牲にしてきた本来の目的が手に入らなくなってしまう。

だけどそれでも、茉歩が欲しい。



なのに、返ってきたのは思ってもない答えだった。

「私は…今まで通りの関係で構わない。
仕事も、プライベートも」


それは、どういう意味なんだ?

俺の願いをバッサリと断ち切ったその言葉は、利用されたままでいいと言ってるようなもので…

俺に怒るでも、愛想尽かす訳でもなく。
じゃあ同じ気持ちなのかと思っても、その先は望まない。


いったい俺の事をどう思ってるんだ?

茉歩が何を考えてるのか解らない…
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