欲情プール
だけど俺は…

後日、茉歩の身体にそれを見つけて嫉妬に狂う。


その赤い印は、堀内《あいつ》のものだと主張していて。
小さいくせにその存在感は絶大で、吐き気がするほど高圧的で。

夫婦ならそんな行為もあって当然なのに…
わかってたはずなのにっ…

目の当たりにすると、気が狂いそうになる。


茉歩の全てが欲しくて。
俺だけのものしたくて。
俺だらけにしたくって。

激しく喰らいついて…
必死に縋りついて…



「っ、まだ足りない」

「待っ…
ねぇ、もう帰っ……ああぁっ」


帰らせたくなくて、ずっと腕の中に閉じ込めていたくて…

茉歩が服を着ようとするたび、押し倒して。
何度も何度も貪った。



だけど、どんなに抱いてもどうにもならなくて…

苦しくて、苦しくてっ…


無理だ、我慢出来ないっ。

俺はこんなに茉歩だらけなのに、たとえ旦那でも茉歩が他の男に触れられるなんて…
抱かれるなんて耐えられない!


「もうっ…
茉歩との約束、守れそうにない…」

約束なんかクソくらえだ、茉歩をあいつから奪いたい。


気付けば俺は…

茉歩の制止を受け流して、その身体にいくつもの赤い印を刻んでた。
< 264 / 289 >

この作品をシェア

pagetop