欲情プール
茉歩の言葉でノックアウトを食らってた堀内は、助ける気力もないようで…


やめろ…
やめてくれ。

頼む!そんな事しないでくれっ…


なのに次の瞬間。

「すみません、でした…」


土下座する茉歩の姿に、この胸は激しく抉られて…

目頭を熱が覆う。


感情に流されて、茉歩に溺れて、不埒な関係を続けた酬いを思い知る。

自分のやった事の、重大さを思い知る。



これ以上見ていられなくて。

この以上続けさせたくなくて。

一刻も早く露美から解放したくて。


「2度とケーゴに近づかないでっ!
見つけたらタダじゃおかないから!」

そう言い捨てる露美を、強引にその場から引き離す事しか出来なかった。






その夜、俺は…

せがんできた露美を、状況的に抱くしかなくて。


愛する女を散々傷付けた直後に、その女をずっと苦しめてた相手を抱く現実に…

狂いそうな思いで、狂うように抱いた。


露美は、それほど愛されてるのかと思ったようで。
茉歩への疑惑を晴らすには良かったんだろうけど…


俺は心が死んでしまいそうだった。


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