欲情プール
それでも翌日、すぐに椎名に連絡を入れて…

当初の予定通り、職の不安を抱えてるであろう茉歩の職務変更を頼んだ。


だけど退職を選んだと報告されて…

心が捻り潰される。



椎名は警戒を解くために素性を明かして、説得を試みたらしいけど…

仕返しで弄ばれたと思ってる茉歩は、もう俺なんかとは微塵も関わりたくないんだろう。


そもそも、俺が関わらないと断言したんだし…
この関係だって終わらせようとしたんだけどっ…


ー「私は…今まで通りの関係で構わない」ー

今まで通りは無理でも、もしかしたらまたあの時みたいに、俺を赦してくれるんじゃないかって。


どこかで、そんな希望も捨て切れない自分がいてっ…



もうウンザリだっ。

何もかも捨ててしまいたい…
これ以上耐えられない!


なんでこんな思いばかりしなければいけないんだっ…
なんで俺ばかり我慢しなければいけないんだ!

愛する人を傷付けて、傷付いて…
そうまでして何を得るっ!


この家生まれた定めだと諦めて。
自分で選んだ道だと言い聞かせて。
ずっと心を犠牲にしてきた…

だけどもう限界だっ!
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