欲情プール
それからの俺は、死に物狂いで茨の道を邁進してた。


露美の事は…
投げやりになってた時期は仕事を理由に放置してたけど、新しい道に進み始めてからはウザいくらい溺愛して。

さらに結構な束縛をして、耐えられなくなった彼女から婚約破棄されるように持って行ってた。


けどそれを親父に認めてもらうために始めた、大掛かりな開発プロジェクトでは…
指示された額まで、純利を右肩上がりで出し続けなきゃならなかったし。
株価までかなりの値まで上げるよう言い渡されてた。

しかも、ただでさえ恐ろしく大変なプロジェクトなのに…
社長就任の準備が重なったり。
案の定、常務一派に裏切られた俺は、その対策まで講じなきゃならなくて。


無理に無理を重ねては、ドクターストップをかけられる事もしばしばで…

椎名のサポートはもちろん。
俺について来てくれた従業員たちの力添えが無ければ、とてもこなせなかっただろう。


それでも、少しでも早く茉歩を迎えに行きたくて…
< 284 / 289 >

この作品をシェア

pagetop