ハピネスダイエット!~ダイエットしてあなたを振り向かせる!~
  ◆


 翌日。戸津が珍しく私に絡んできた。いや、絡んでくると予想はしていた。


「なあ昨日の奴、彼氏なの?」
「戸津には……関係ない」
「まあ関係ないのは事実なんだけどな。好奇心? ってやつ」


 彼はけらけらと笑う。だがすぐに彼は笑うのをやめると、顔を上げようとしない私の視線にまで頭を下げ、無理矢理私の視界に入ってくる。

 しゃがみこんで、机の高さになった彼は真顔で尋ねてくる。


「で、彼氏なの?」


 あまりのしつこさに私はため息を一つつく。


「彼氏じゃない」


 一言そう返すと今度はまた違う質問をしてくる。


「好きなの?」
「別に……」


 なんでそこまで答えなきゃいけないんだ。なるべく冷たく、無関心を装って私は戸津と視線を合わせないようにする。

 そんな私の心情を知るはずもなく、彼はまたも、私の気持ちを逆撫でる発言をする。
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