夢を忘れた眠り姫
「それぞれの量は適当に目分量で。ひとまず今回は私が作っちゃいますね。その間に、冷凍してあるご飯を温めておいてくれますか?」
「了解」
ただ見ているだけでは貴志さんも手持ち無沙汰だろうから、あえてそうお願いした。
ソースを調合し、温め終わったご飯と入れ違いにレンジの中へ。
その間に貴志さんはそれぞれの茶碗を棚から出したりよそったりしてくれた。
「おお、良い匂いだな」
湯気に乗って辺りに漂うソースの香りを嗅いだ瞬間、貴志さんはそう感想を述べた。
「それでは最後に温泉卵をこしらえようと思います」
「え?温泉卵?」
「はい。ハンバーグのトッピングです」
私はすでに用意してあった器を手に取り、レクチャーを開始した。
「こういう、小さくて深めのお皿に水を張り、そこに生卵を割って投入します。で、爪楊枝でこんな風に黄身と白身を何ヵ所かぷつぷつと差してからレンジに入れます」
「うん」
「そして1分ほど加熱をしまして…」
そのまま二人で何となくレンジ庫内を見守る。
「……ハイ、そうすると、こんな感じで半熟状態の温泉卵ができ上がるんですよ」
回転が止まって音が鳴った所で素早く取り出し、貴志さんに中身を見せる。
「おお~」
「で、これをハンバーグちゃんの上にかぶせて出来上がりです」
「すごい。まるで店で出て来るやつみたいじゃないか」
「了解」
ただ見ているだけでは貴志さんも手持ち無沙汰だろうから、あえてそうお願いした。
ソースを調合し、温め終わったご飯と入れ違いにレンジの中へ。
その間に貴志さんはそれぞれの茶碗を棚から出したりよそったりしてくれた。
「おお、良い匂いだな」
湯気に乗って辺りに漂うソースの香りを嗅いだ瞬間、貴志さんはそう感想を述べた。
「それでは最後に温泉卵をこしらえようと思います」
「え?温泉卵?」
「はい。ハンバーグのトッピングです」
私はすでに用意してあった器を手に取り、レクチャーを開始した。
「こういう、小さくて深めのお皿に水を張り、そこに生卵を割って投入します。で、爪楊枝でこんな風に黄身と白身を何ヵ所かぷつぷつと差してからレンジに入れます」
「うん」
「そして1分ほど加熱をしまして…」
そのまま二人で何となくレンジ庫内を見守る。
「……ハイ、そうすると、こんな感じで半熟状態の温泉卵ができ上がるんですよ」
回転が止まって音が鳴った所で素早く取り出し、貴志さんに中身を見せる。
「おお~」
「で、これをハンバーグちゃんの上にかぶせて出来上がりです」
「すごい。まるで店で出て来るやつみたいじゃないか」