夢を忘れた眠り姫
「もともと眠かったけど、腹いっぱいになったらますます睡魔が押し寄せて来た。気持ちよく昼寝できそうだ」
「それじゃあ私はキッチンを使わせていただきますね」
「……これから料理?」
「はい」
「朝から動きっぱなしじゃないか。大丈夫なの?」
「ああ、全然平気ですよ。一人暮らしの時もこんな感じでしたもん」
その言葉の真実味が増すように、私は笑顔を浮かべながら軽い口調で答える。
「それに、初日からそんなには飛ばしませんから。今日はとりあえず三品くらい作ったら終わりにしとこうと思います」
「そう…」
貴志さんはひとまず納得したようだ。
「くれぐれも無理はしないで」
「はい。ありがとうございます」
「いや、こちらこそありがとう。よろしくね」
感謝と労いの言葉を残してリビングを出て行く貴志さんを見送り、自分も食器の後片付けをしてから調理に取りかかる事にした。
まずはお米を炊飯器にセットし、スイッチを入れたあと冷蔵庫から食材を取り出す。
常備菜はまだ余裕があるので、ひとまずはメインの肉料理を増やしておこうと考えた。
メニューは唐揚げと照り焼きチキンと煮物。
買って来た鶏肉を一気に処理してしまう為のラインナップだ。
切ったり下ごしらえしたりが意外と面倒な代物なんだよね。
だからどうせチキン料理を作るなら、私は同じ日にまとめて何種類も作ってしまうことにしている。
「それじゃあ私はキッチンを使わせていただきますね」
「……これから料理?」
「はい」
「朝から動きっぱなしじゃないか。大丈夫なの?」
「ああ、全然平気ですよ。一人暮らしの時もこんな感じでしたもん」
その言葉の真実味が増すように、私は笑顔を浮かべながら軽い口調で答える。
「それに、初日からそんなには飛ばしませんから。今日はとりあえず三品くらい作ったら終わりにしとこうと思います」
「そう…」
貴志さんはひとまず納得したようだ。
「くれぐれも無理はしないで」
「はい。ありがとうございます」
「いや、こちらこそありがとう。よろしくね」
感謝と労いの言葉を残してリビングを出て行く貴志さんを見送り、自分も食器の後片付けをしてから調理に取りかかる事にした。
まずはお米を炊飯器にセットし、スイッチを入れたあと冷蔵庫から食材を取り出す。
常備菜はまだ余裕があるので、ひとまずはメインの肉料理を増やしておこうと考えた。
メニューは唐揚げと照り焼きチキンと煮物。
買って来た鶏肉を一気に処理してしまう為のラインナップだ。
切ったり下ごしらえしたりが意外と面倒な代物なんだよね。
だからどうせチキン料理を作るなら、私は同じ日にまとめて何種類も作ってしまうことにしている。