夢を忘れた眠り姫
連休中に魚料理、常備菜も追加しておく予定だ。


「作る量を増やすとはいっても、すべてのメニューを単純に2倍にはできないんだよね…」


煮物用の野菜を鍋に投入しつつ呟く。

調理器具のキャパシティがあるからだ。

例えば唐揚げなんかは、揚がったやつを取り出して、次々お肉を投入して行けば良いのだから何個でも際限なく作れるけど、煮物に関しては元々鍋に目一杯の量作っていたのでそれ以上は増量できない。

2回に分けて調理していたんじゃあまり意味がないし。

かといって大容量の鍋をわざわざ購入するのもな、と思う。

収納場所に迷うし、いずれはまたお互い一人暮らしに戻るんだし。

それでももちろん一品の単価は確実に下がる訳だから、私の提案は決して間違いではないのだけど。

とにかくできる範囲内で、なるべく大量に作れるように頑張ろう。

仕事から帰って来た後に一から料理するのって、ホント面倒だしね。

まぁ、汁物や、突然イレギュラーなメニューが食べたくなったりした場合は今まで通りリアルタイムで作るけど。

そんな事を考えながら鶏肉ちゃんを煮込んで揚げて焼いて、「料理」として生まれ変わらせたあと、それらをひとまず大皿に盛り付けた。

次いで保温状態になっていた炊飯器に近付きスイッチを切って、中のお米をしゃもじでかき回してから蓋をせずにこちらもそのまま放置。
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