夢を忘れた眠り姫
なんだかんだでやはり疲れてしまっていたようだ。
そして唐突に目が覚め、コタツの天板に突っ伏していた上体をガバッと起こし、すっかり暗くなった部屋の中、手探りでケータイを手に取り時刻を確認する。
「うわ……思いの外眠ったな」
19:55という表示を確認した所でそう呟き、急いで立ち上がるとリビングへと向かった。
「あ、メール見たよ。お疲れ様」
貴志さんがキッチンカウンター内で食器を洗いながら出迎えてくれる。
「ごめん。夕飯先にいただいちまった」
「あ、はい。もちろん良いですよ」
それを想定してメールを送っておいたのだから。
「豚のしょうが焼きとサラダ、ご飯をもらった。相変わらず旨かったよ。ごちそうさま」
「いえいえ」
そこでハタと気が付く。
「あ、そうだ。ご飯といえば…」
今日から炊くやつは貴志さんの分は大盛りにしてあり、ラップでくるんでいることをお伝えした。
「そうなんだ。ありがとう」
そう貴志さんが礼を口にした所で私は夕飯の、彼は入浴の準備をするべくそれぞれ動き出す。
それ以降は見事にバラバラに休日を過ごした。
一つ屋根の下に住んでいるのだからもちろんちょこちょこ顔を合わせてはいたけれど、二人同時に同じ行動を取るという事はなかった。
そして唐突に目が覚め、コタツの天板に突っ伏していた上体をガバッと起こし、すっかり暗くなった部屋の中、手探りでケータイを手に取り時刻を確認する。
「うわ……思いの外眠ったな」
19:55という表示を確認した所でそう呟き、急いで立ち上がるとリビングへと向かった。
「あ、メール見たよ。お疲れ様」
貴志さんがキッチンカウンター内で食器を洗いながら出迎えてくれる。
「ごめん。夕飯先にいただいちまった」
「あ、はい。もちろん良いですよ」
それを想定してメールを送っておいたのだから。
「豚のしょうが焼きとサラダ、ご飯をもらった。相変わらず旨かったよ。ごちそうさま」
「いえいえ」
そこでハタと気が付く。
「あ、そうだ。ご飯といえば…」
今日から炊くやつは貴志さんの分は大盛りにしてあり、ラップでくるんでいることをお伝えした。
「そうなんだ。ありがとう」
そう貴志さんが礼を口にした所で私は夕飯の、彼は入浴の準備をするべくそれぞれ動き出す。
それ以降は見事にバラバラに休日を過ごした。
一つ屋根の下に住んでいるのだからもちろんちょこちょこ顔を合わせてはいたけれど、二人同時に同じ行動を取るという事はなかった。